2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧
道端や荒れ地などに生える「コミカンソウ(小蜜柑草)」。トウダイグサ科コミカンソウ属の一年草で、花径はわずか2ミリほど。花後にできる直径3~4ミリの蒴果を小さなミカンに見立てている。この実の色は次第にオレンジ色になるようなので、また見に来て…
今日は二百十日。いつも9月1日という記憶だったが、今年はうるう年なので一日早い。台風は近づいていないようだが、このところの大雨の被害が何とも痛ましい。昨日の植物観察は雨の間隙を縫って出かけたものの、途中でスコールのような雨に遭って全身びし…
鑓水の開発途上の区画脇に生えている「クコ(枸杞)」。その実をクコ茶やクコ酒として利用するが、その効用は肝臓・腎臓の機能促進とか、強壮・美容などとさまざま。この地区は区画整理の道路がきちんと整備されているが、まだ建物はなく人通りも少ない。道…
数週間前に見に来た時には、丸い実がたくさんぶら下がっていたのだが、弾ける頃合いを見計らって来てみると、その数は残りわずか。「ツリバナ(吊花)」の実の果肉は赤く、種子は鮮やかなオレンジ色。この色に惹かれて野鳥達がここで宴会をしたようだ。生憎…
言わずと知れた秋の七草の「ハギ(萩)」。ハギはマメ科ハギ属の総称で、写真の花は正しくは「ヤマハギ(山萩)」。秋の七草は万葉集で山上憶良が詠んだ、 『秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花』 『萩の花尾花葛花瞿麦(撫子)の花女郎花また…
あちこちの道端で群生している「オオハンゴンソウ(大反魂草)」。キク科オオハンゴンソウ属の多年草で、北米原産の帰化植物。色合いはキクイモに似ているが、中央の部分が半球状に盛り上がっているのが特徴。オオハンゴンソウは繁殖力が強く、他の植物を駆…
武蔵野の雑木林の主役と言えば、コナラやこの「クヌギ(櫟・椚・橡・櫪)」。ブナ科コナラ属の落葉高木で、樹液が多くカブトムシやクワガタが好んでやってくる。ここ首都大学ではまだカブトムシにはお目に掛かっていないが、じっくり探せば見つかるかもしれ…
端正な顔立ちの花は「ニラ(韮)」。ユリ科ネギ属の多年草で、道端のアスファルトの隙間から逞しく育っている。どこかの家庭菜園の種が逃げ出したのだろう。この界隈では、あちらこちらの道端で見ることができる。夏バテ気味の身体には、この緑黄色野菜が一…
ヤマユリより少し遅れて咲き始めた「テッポウユリ(鉄砲百合)」。葉の感じでは「タカサゴユリ(高砂百合)」にも思えるし、そのあいの子の園芸品種も多く、中には「シンテッポウユリ(新鉄砲百合)」などという鉄道の新駅のような名付け方の品種もあるので…
昨日は二十四節気の “処暑” で、暑さが峠を越えて凌ぎ易くなる頃を言う。東京では7月1日から続いてきた夏日が53日ぶりにストップし、大手町の最高気温は22.8℃だったようだ。猛暑が一段落するとほっとするが、少し寂しさが漂うものこの季節ならではの…
清水入緑地の薄暗い林で見つけた「マルバハッカ(丸葉薄荷)」。シソ科ハッカ属でヨーロッパ原産の多年草。別名は「アップルミント」で、しわしわ状の丸い葉を揉むとスーとした良い香りがする。鼻に近づけ何度も深呼吸をしていると、すぐそばでヘクソカズラ…
2年前に初めてお目に掛った場所は、その後の草刈りに遭って姿が無い。去年見つけた場所を8月初旬からウロウロしたが、こちらも今年は姿が無い。 『今年はもう駄目かな。』 と半ばあきらめていたところでの再会で、大満足。「ガガイモ(羅摩・蘿芋)」はガ…
下柚木地区の歩道脇に咲く「カワラケツメイ(河原決明)」。マメ科カワラケツメイ属の多年草で、花径は7~8ミリ。名の由来になっているケツメイシ(決明子)は、同じマメ科のエビスグサのことで、このカワラケツメイにも視力回復などの薬効があるという。…
植物観察の楽しみの一つは美味しい樹の実。緑色の実が次第に熟してきたのは「ヤマボウシ(山法師)」。ミズキ科ヤマボウシ属の落葉樹で、この界隈では街路樹として多く利用されている。さてこの色合いではまだ少し早いので、ここはじっと我慢の子。しかし同…
南大沢東緑地付近の道端に咲いている「カノコユリ(鹿子百合)」。鹿の斑点のようなピンクの粒々模様が美しく、ヤマユリとは違った華やかさがある。江戸時代後期にシーボルトがこの球根を持ち帰り、その花のあまりの美しさにヨーロッパ中が大騒ぎになったと…
写真を拡大していただくと見えてくる花粉の飛散。春先はスギやヒノキで、秋はこの「ブタクサ(豚草)」が花粉症を引き起こす。キク科ブタクサ属の一年草で北アメリカ原産の帰化植物。名前は英名のhogweedを直訳したもので、ragweedが正しいとの記述もある。…
長池公園の田んぼ脇に咲く「サワギキョウ(沢桔梗)」。キキョウ科ミゾカクシ属の多年草で、湿地を好むため “沢” の名前をつけられている。キキョウといえば端正な花の形をイメージするが、サワギキョウはなかなか変わった形。上唇は左右に張り出し、下唇は…
シソ科ニガクサ属の「ニガクサ(苦草)」。ニガキ(苦木)の葉をかじった時は口がヒン曲がるほど苦かったが、このニガクサは苦くない。何故こんな名前を付けられたのか、この花にとっては迷惑千万な話。花の姿はユニークで、苦虫を噛み潰したような表情では…
小山内裏公園の野道で目立ち始めた「ダイコンソウ(大根草)」。バラ科ダイコンソウ属の多年草で、背丈は40センチほど。根生葉がダイコンの葉に似ているためにこの名前があるが、アブラナ科のダイコンとは全く関係無い。雌蕊と雄蕊は多数あり、花後にカギ…
マメ科コマツナギ属の「コマツナギ(駒繋ぎ)」。地を這うように伸びているが草本ではなく落葉性小低木。茎を引っ張ってもなかなか切れないので、馬を繋ぐことができるという意味の名前がつけられている。試しに引っ張ってみると確かに強くてなかなか切れな…
オトギリソウ科オトギリソウ属の「コケオトギリ(苔弟切)」。背丈は10センチ程度で花径は8ミリほどの小さな花。蓮生寺公園の水辺に毎年顔を見せてくれる。こんな小さな花だが、秋には一人前に紅葉する。
キク科コウモリソウ属の「モミジガサ(紅葉傘)」。白色の頭頂花には5つの筒状花からなり、柱頭はねじ巻きの取っ手のような面白い形。夏の暑さで少々バテ気味のお父さんは、ここでねじを巻き直して頑張らなければいけない。同じキク科のヤブレガサでも同じ…
道端の小さな花は「キツネノマゴ(狐の孫)」。キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草で、唇形の花の長さは7~8ミリ。狐の尻尾や顔に見立てた名前のようだが、ゴマノハグサ科のママコナ(飯子菜)」に似ていることから “キツネノママコナ” が訛ったとの説…
小山内裏公園のメインストリートを外れて薄暗い林に足を踏み入れると、そこには「キツネノカミソリ(狐の剃刀)」の群生。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、ユニークな名前は、花の姿ではなく細い葉の形からつけられている。ところがその葉は花が咲くま…
蓮生寺公園の水辺に咲いていた「ウリクサ(瓜草)」。ゴマノハグサ科ウリクサ属の一年草で、野原やあぜ道で普通に見られる。ところがこのブログでは、Part1から初めての登場で、おそらくトキワハゼやムラサキサギゴケと見間違えていたのかも知れない。…
種類が多く園芸種も出回っているのでなかなか区別が難しいが、花被片が大きく反り返っているので、これは「ヤマホトトギス(山杜鵑草)」としておこう。ユリ科ホトトギス属の多年草で、毎年、蓮生寺公園の山道で見られる。ホトトギスの羽の模様に似ていると…
木漏れ日というには強烈すぎる夏の日差し。見上げると樹の間に「ウワミズザクラ(上溝桜)」の実。すでに野鳥にずいぶん食べられてしまったようで、残りわずか。バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木で、その昔、この材の上に溝を彫って吉凶を占ったことからこ…
ムクロジ科フウセンカズラ属の「フウセンカズラ(風船葛)」。花の大きさは直径5ミリほど。右後方に見える風船の中は3室に分かれていて、一つずつハート型の模様がついた黒い種子が入っている。ホオズキの実と同じくらいの大きさの風船は、子供の頃、訪問…
雑木林で賑やかに実をぶら下げている「エゴノキ(斉墩果)」。エゴノキ科エゴノキ属の落葉樹で、初夏の開花の様子は何とも素晴らしい。この果実にはエゴサポニンという毒素を含んでおり、口にするとひどく “えぐい” 味らしい。有毒と聞いただけで口にする気…
首都大学キャンパス内の散策路にある「クサギ(臭木)」。クマツヅラ科クサギ属の落葉樹で、花期にはあたりにさわやかな香気が漂う。クサギにしてみれば “汚名返上” とでも言いたいところだろう。葉を揉んだりするとムッとするようなニオイだが、我慢できな…