多摩ニュータウン植物記Part2

元サラリーマンの植物ウォチング第2弾

2010-01-01から1年間の記事一覧

ユリノキ・8~高木

今年こそ間近で花を見てその香りを嗅ごうと思っていたが、初夏に花を見逃してしまった「ユリノキ(百合の木)」。モクレン科ユリノキ属の落葉高木で、花の位置が高く、なかなか目の高さで見ることができない。写真の樹は別所公園のものだが、比較的低い位置…

ヤマツツジ・3~種子

首都大学外周の歩道脇で見つけた「ヤマツツジ(山躑躅)」の蒴果。裂開した間から種子が見えるが、この種子の発芽率は極めて低いらしい。しかし草本と違って、そこに一度根を下ろせば何百年と生き続けることができるので、発芽率の低さは問題無いのだろう。…

ハナゾノツクバネウツギ

スイカズラ科ツクバネウツギ属の「ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)」。道路脇の緑地帯や公園の歩道脇などに利用されることが多く、別名の「アベリア」が一般的。可憐な白い花は、初夏から晩秋まで長く咲いていて、盛期には仄かな芳香が気持ち良い…

ニセアカシア・7~顔

葉痕の表情はいろいろだが、恐い顔では群を抜いている「ニセアカシア(贋あかしあ)」。マメ科ハリエンジュ属の落葉高木で、初夏に純白で芳香のある花を咲かせる。ニセアカシアは日本各地で見られるが、日本の自生種ではなく、明治時代に北米から入ってきた…

イロハカエデ・10~日差し

首都大学の雑木林の中で、日差しを浴びて輝いている「イロハカエデ(伊呂波楓)」。カエデ科カエデ属の落葉高木で、「イロハモミジ(伊呂波紅葉)」と言われることが多い。 “もみじ” という言葉は固有種を指すこともあるが、草木の葉が色付くという動詞の “…

イボタノキ・3~実

清水入緑地の外周路で見つけた「イボタノキ(疣取木・水蝋の木)」の果実。モクセイ科イボタノキ属の落葉低木で、その名は、この樹に寄生するイボタロウムシから採れる蝋が、イボ取り薬に使われたことによる。とは言うものの、私はまだその “疣太郎” や “労…

モミジバフウ・8~枝

すっかり葉を落とした「モミジバフウ(紅葉葉楓)」の枝。マンサク科フウ属の落葉高木で、若い枝にはコルク質の翼があり、写真のように近寄りがたい恐ろしい姿になる。別名の「アメリカフウ(亜米利加楓)」の通りアメリカ原産で、日本には大正時代に渡来し…

オニグルミ・8~ウルトラマン

冬芽と葉痕の観察で楽しませてくれるのは「オニグルミ(鬼胡桃)」。クルミ科クルミ属の落葉高木で、その実は食用になる。葉痕は、サル顔やヒツジ顔に見えるが、頭頂部の冬芽は、ウルトラマンの 『シュワッチ!!』 の姿に見えないだろうか。

アカシデ・6~果穂

雑木林の中で果穂をたくさんぶら下げている「アカシデ(赤四手・赤垂・赤幣)」。カバノキ科クマシデ属の落葉高木で、春の芽出しが赤いことや秋に綺麗に紅葉することと、花穂が注連縄(しめなわ)などに使われる紙垂(しで)に似ていることから名付けられて…

サンショウ・2~庭

イヌザンショウと違って、トゲが対生する「サンショウ(山椒)」。そのトゲに注目すると、 『十字架像』 や 『万歳』 の姿やに見えてくる。以前の記事には、 『一人タイタニック』 『太陽の塔』 などのコメントをいただいた。サンショウは数年前まで庭に植え…

散歩道~吊り橋

どこか山奥の風景に見えるが、これは蓮生寺公園の中にある吊り橋。すぐ近くに京王相模原線が通る場所だが、ややワイルドな雑木林が保存されていて、春にはニリンソウなども見られるお気に入りの場所。こういう環境はこれからもずっと残して欲しいもの。 さて…

イイギリ・3~高木

雑木林の中でひときわ高くそびえている「イイギリ(飯桐)」。イイギリ科イイギリ属の落葉高木で、秋に真っ赤な実を房状につける。以前は、もう少し低い位置で花や実が見られたが、雑木林にあるため、低い枝には次第に光が当たらなくなり、枝がはるか上のほ…

ゴマギ・1~葉痕

花がほとんど見られなくなる冬の楽しみは冬芽と葉痕。ふだんは見ることも無い小さな部分に目を向けると、そこに面白いものがいろいろ見えてくる。写真は「ゴマギ(胡麻木)」の葉痕。動物の顔か、はたまた宇宙人か。何ともとぼけた顔つきが可愛らしい。ゴマ…

ヤマボウシ・9~紅葉

初夏の純白の花や秋の果実に注目しがちだが、紅葉もまた見事な「ヤマボウシ(山法師)」。ミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木で、その葉の色は、緑から、黄、赤へと変化する。葉の形は楕円形や円形で、葉脈は弧を描くようではっきり見える。

ハマヒサカキ・5~雌雄

冬とは思えない暖かい日差しを浴びて咲き始めた「ハマヒサカキ(浜姫榊)」。ツバキ科ヒサカキ属の常緑小低木で、開花時に独特の臭気がある。雌雄異株で写真中央は雄花。花径は5~6ミリと小さいが、右側に見える雌花の花径はさらに小さく3~4ミリ。これ…

散歩道~奮闘記27

南大沢駅前から宮上中学校へ向かう遊歩道。この道は、春はソメイヨシノやヤマザクラが咲き誇り、秋は写真のイヌシデやカエデの紅葉が美しい。アップダウンが適度にある道で、ここを抜けて小山内裏公園へ向かって気持ち良く走ることができる。 さて箱根駅伝コ…

ヒトツバタゴ・4~枝

青空にハニカム構造のような枝振りを見せている「ヒトツバタゴ(一つ葉たご)」。モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木で、別名の「ナンジャモンジャ」のほうが知られているようだ。花の時期や葉が繁っている時は、枝の様子はわからないが、落葉したあとは、…

散歩道~冬晴れ

冬になると、晴れの日に富士山が見えるようになるので嬉しい。写真は上柚木競技場付近からのものだが、山裾が丹沢山系に隠れて残念だが、頭だけでも見えれば満足。 さて新幹線に乗る時は、いつも山側を指定して富士の姿を楽しむが、先日の出張帰りは山側が満…

ハナミズキ・8~青空

ニュータウンの街づくりで、街路樹に良く利用されている「ハナミズキ(花水木)」。春の美しい花、秋の赤い実と紅葉に人気があり庭木にする人も多い。かく言う私も庭に1本植えていて毎年花と実を楽しんでいる。我が家の樹の赤い実は、いつの間にか野鳥に食…

クズ・5~莢

藪で毛むくじゃらの莢(さや)を付けているのは、マメ科クズ属の「クズ(葛)」。この根を乾燥させたものが、生薬の “葛根” で、発汗作用や鎮痛作用があるとされている。この葛根に、生姜(しょうきょう)・大棗(たいそう)・桂枝(けいし)・甘草(かんぞ…

フユザクラ・2~花

冬に一重の白花を咲かせる「フユザクラ(冬桜)」。バラ科サクラ属の落葉高木で10月頃からチラホラ開花する。ヤマザクラ(山桜)とマメザクラ(豆桜)の交雑種で、別名は「コバザクラ(小葉桜)」。同じ頃に咲くジュウガツザクラ(十月桜)は、マメザクラ…

サネカズラ・6~完熟

見るからに美味しそうな色だが、食用にはならずまだその味を試したことは無い。「サネカズラ(実葛)」はマツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本。樹皮の粘性物質を抽出して整髪料にしたので、別名が「ビナンカズラ(美男葛)」と呼ばれている。この果実を…

コナラ・4~黄葉

太陽の光に輝いている「コナラ(小楢)」の黄葉。ブナ科コナラ属の落葉高木で、カエデやイチョウなどとはまた違った趣きがある。さて、ナラやシイなどの広葉樹が集団で枯死する “ナラ枯れ” の発生地域が、5年前の13府県から27都府県に拡がっているとの…

キチジョウソウ・3~林内

この花が咲くと、家に吉事が起こると言われる「キチジョウソウ(吉祥草)」。ユリ科キチジョウソウ属の多年草で、東京薬科大自然観察路の薄暗い林内にひっそりと咲いている。竹の花のように何十年に1回しか咲かないという訳ではなく、この時期に毎年咲く。…

ヒイラギ・2~鬼門

モクセイ科モクセイ属の「ヒイラギ(柊・疼木)」。東アジア原産の常緑高木で晩秋から初冬に白い小さな花を咲かせる。葉の鋭いトゲに触るとヒリヒリ痛いが、古い日本語の “疼く(ひひらく)” が、 “痛む” という意味で、これが名前の由来。昔はヒイラギやカ…

ムラサキシキブ・6~無毛

ヤブムラサキとイヌムラサキシキブに続いて、最後は「ムラサキシキブ(紫式部)」。クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木で、萼片、茎、葉などに星状毛は無い。中央には冬芽も見える。 ところで平安時代の作家 “紫式部” はいわゆるペンネームで、本名は “…

コダチダリア・2~秋空

小山内裏公園のエントランスに高々とそびえている「コダチダリア(木立ちだりあ)」。キク科ダリア属の多年草で、その巨大さから「コウテイダリア(皇帝だりあ)」の名で知られている。花期は11月頃で、澄み切った秋空に映えて美しい。

シロヨメナ

キク科シオン属の「シロヨメナ(白嫁菜)」。カントウヨメナが日当たりの良い道端などで見られるのに対して、シロヨメナは林内などを好む。シロヨメナの写真をこのブログに載せていないのに気付き、あわてて撮りに行ったものの、既に花期が過ぎて傷んだもの…

ノコンギク・4~総苞片

キク科シオン属の「ノコンギク(野紺菊)」。総苞片は上部が赤紫色に染まっていることが多い。また、先日確認したように、冠毛が長いのが、ノコンギクの特徴だが、茎に短毛が見られるのも特徴のひとつ。 “紺” の名があり、写真の花も薄紫色だが、白い花も多…

イヌムラサキシキブ

携帯電話CMで、犬になったお父さんが大人気だが、紫式部だって犬になってもおかしくない。写真はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の「イヌムラサキシキブ(犬紫式部)」。ムラサキシキブとヤブムラサキが自然交配して生まれたと考えられていて、ムラサキシキ…