多摩ニュータウン植物記Part2

元サラリーマンの植物ウォチング第2弾

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

オオシマザクラ・1~花

長池公園の南広場に咲く「オオシマザクラ(大島桜)」。バラ科サクラ属の落葉高木。伊豆半島原産で、伊豆大島に多く生育するのでこの名前がある。オオシマザクラの葉は香りが良く塩漬けにして桜餅を包むのに利用されるのでお馴染み。開花と同時に緑色の葉が…

ヨウコウ・2~満開

濃いピンク色が鮮やかな「ヨウコウ(陽光)」。バラ科サクラ属の落葉高木。「ヨウコウザクラ(陽光桜)」とも呼び、ソメイヨシノが咲き始める頃には満開になっている。ソメイヨシノと同じく、オオシマザクラとエドヒガンを交配させて作ったアマギヨシノ(天…

ニオイタチツボスミレ・1~香り

東京薬科大自然観察路の日当たりの良い尾根道に咲いていた「ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)」。色はタチツボスミレよりもずっと濃い紫色でとても鮮やか。良い香りがあると言うが花粉症の鼻では感じることができなかった。大学の方に聞いてみると、ニオイ…

エドヒガン・1~開花

スミレの同定に苦労しているが、サクラにもたくさんの種類があってこれもきちんと整理しておこう。写真は首都大学キャンパスの「エドヒガン(江戸彼岸)」。ソメイヨシノよりも早く咲き始め、枝いっぱいに花を付ける。右下の花を見れば良くわかるが、萼筒の…

タチツボスミレ・2~種類

スミレ科のうちスミレ属には約400種があると言う。そのうち日本にあるのは180種くらい(山渓ハンディ図鑑 『増補改訂日本のスミレ』 の索引を数えてみると177種あるので)で、おそらくこの多摩ニュータウン周辺で、普通に見られるのはせいぜい15…

ヒイラギナンテン・3~花

何とかの一つ覚えと言われればその通りだが、「ヒイラギナンテン(柊南天)」の花が咲くといつも試してしまうのが雄蕊の傾震運動。爪楊枝のような細いもので雄蕊の基部を突つくと、外側に開いていた雄蕊が、グイと動いて中心の雌蕊に近づく。写真の真ん中の…

ノジスミレ・2~区別

スミレの名前を見つけるために、今までは色と顔つきだけをじっと見て、『う~ん、君はタチツボスミレ。君はアオイスミレ。』 というレベルだったが、これでは話にならない。漸く昨年あたりからその見分け方を勉強し、少しずつだが理解し始めているところ。色…

ヤマルリソウ・3~蓮生寺公園

蓮生寺公園の道端で踏まれそうな場所に咲いている「ヤマルリソウ(山瑠璃草)」。ムラサキ科ルリソウ属の多年草で、花径はわずか1センチほど。同じムラサキ科のワスレナグサ、ハナイバナ、キウリグサなどと同じ顔立ちで、とても可愛らしい。

コブシ・4~花

早春に良く目立つ花木の「コブシ(辛夷)」。この界隈では公園や歩道脇に植えられていたり、雑木林などでは10メートルにも達している高木もある。真っ白い花を豪華に付けてとても美しいが、このブログ(part2)では不覚にも花の姿を紹介していなかっ…

シダレヤナギ・4~雌花序

南大沢5丁目の遊歩道に数本植栽されている「シダレヤナギ(枝垂れ柳)」。細い枝がいつの間にか緑色になり、良く見るとたくさんの花を付けている。シダレヤナギは、ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木で雌雄異株。植栽ものは雄株が多く、雄花序には黄色い雄蕊が確…

フラサバソウ・3~比較

隣のオオイヌノフグリが大きく見える「フラサバソウ」。ゴマノハグサ科クワガタソウ属で、花径は3~4ミリ程度。ヨーロッパ、アフリカ原産の帰化植物で、フランスの植物学者、フランシェとサバチェの名前を合わせたもの。果実はオオイヌノフグリのようなユ…

ショウジョウバカマ・3~酒

人間ドックの予定が近づき、いつも指摘されている数値が気になりだした。今年は、一年間、しっかり走ったし、体重も絞れているので、 『人間ドック、どんと来い!』 と言いたいところだが、アルコール摂取量は前年並み。無駄な抵抗と思いつつも、検査前の1…

アセビ・5~開花

公園の歩道脇などに多く植えられている「アセビ(馬酔木)」。あちらこちらで白やピンクの小さな花が咲き始めて、良く目立つようになってきた。アセビはツツジ科アセビ属の常緑低木で、葉や茎に有毒成分のアセボトキシンがある。馬がこの葉を食べると、酔っ…

カタクリ・4~妖精

毎年 “スプリングエフェメラル(春の妖精、春の儚い命)” に出会うのが何よりの楽しみ。「カタクリ(片栗)」はユリ科カタクリ属の多年草で、この界隈では、小山内裏公園、長池公園、東京薬科大学、小山田端自然公園(3月下旬と4月上旬の日曜日2回だけ公…

コスミレ・1~清水入緑地

スミレ科スミレ属の「コスミレ(小菫)」。花の色や形に変化が多く見分けるのが難しいと言われている。側弁に毛が無いが、西日本では有毛が多いというのでややこしい。花の大きさは決して小さいわけではなく、草丈があまり大きくならないことが名前の由来に…

ハクモクレン・5~通り抜け

南大沢5丁目の遊歩道は、毎年、この時期に「ハクモクレン(白木蓮)」の通り抜け小径となる。このあたりのマンションは、白い壁にレンガ色の屋根で、南仏のプロバンス地方の雰囲気。その色合いに、ハクモクレンの白が良く似合う。昨年春に “南大沢36景” …

アオイスミレ・1~名前

ブログを始めてからいろいろな植物の名前を覚えてきたが、相変わらず苦手なのがスミレ科。可愛い花をカメラに納めても、結局名前がわからずにお蔵入りになった写真は数え切れない。 『これではいけない!』 と、昨年からスミレの名前解明に挑戦し、今年がそ…

エンレイソウ・3~開花

東京薬科大自然観察路の「エンレイソウ(延齢草)」。ユリ科エンレイソウ属の多年草で、花弁のように見えるのは紫色の萼片(外花被片)。同じ仲間のオオバナノエンレイソウやシロバナエンレイソウには、花弁状の内花被片があるが、通常、エンレイソウには無…

ヤマネコノメソウ・5~開花

地味な花だが、どうしても惹きつけられる「ヤマネコノメソウ(山猫の目草)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で、小さな花の直径は5ミリほど。黄色い雄蕊が見えるので開花していることがかろうじてわかる。

キクザキイチゲ・5~横顔

毎年、楽しみにしている「キクザキイチゲ(菊咲き一華)」の小さな群生。東京薬科大自然観察路のもので、木漏れ日を浴びてとても美しい。今回は横顔を撮ってみたが、普通の花の萼片の位置には何も無く、花弁のように見えるのが萼片とわかる。キクザキイチゲ…

ミヤマカンスゲ

カヤツリグサ科スゲ属の「ミヤマカンスゲ(深山寒菅)」。 “深山” の名前があるが、里山など低地でも普通に見られる。スゲのことを “ヒロロ” と呼んでいる地方があり、調べてみると、これを使ってヒロロ蓑やヒロロ手提げバッグ等が作られているようだ。

コヒガンザクラ

今日は春分の日で、 “自然をたたえ、生物をいつくしむ” 趣旨の国民の祝日。昨日行ったスーパーマーケットでは、ぼたもちがたくさん並んでいたが、おはぎは無い。これは当たり前で、春のお彼岸は、牡丹の季節でぼたもち(牡丹餅)。秋のお彼岸は、萩の季節で…

カンヒザクラ・3~開花

濃い赤色の釣鐘状の花が特徴の「カンヒザクラ(寒緋桜)」。「ヒカンザクラ(緋寒桜)」とも呼ばれるが、ヒガンザクラ(彼岸桜)との混同を避けるために、カンヒザクラの呼び方が定着している。 “寒” に字が示す通り、比較的寒い頃から咲き、花期は長い。こ…

散歩道~山笑う

郭熙の 『四時山』 にある “春山淡冶而如笑、夏山蒼翠而如滴、秋山明浄而如粧、冬山惨淡而如睡” 。これは “春山は、淡冶(たんや)にして笑が如し。夏山は、蒼翠にして滴るが如し。秋山は、明浄にして粧うが如し。冬山は、惨淡として眠るが如し。” と読む。…

アメリカスミレサイシン・3~花

東京薬科大で咲いていた「アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)」。名前がわからず、大学の方に教えていただいたが、家に帰って去年の記事を見直してみると、同じ花をきちんと載せていた。アメリカスミレサイシンは、名前の通り北米原産の外来種で、英…

ヒサカキ・4~香り

雑木林を歩いているとどこからか漂ってくるガス臭。これはツバキ科ヒサカキ属の「ヒサカキ(姫榊)」で、ジンチョウゲの芳香とは全く異なる。この香りも “香りの春” の仲間にしてあげよう。ヒサカキは雌雄異株の常緑小高木で、早春に枝下にたくさんの小さな…

ツノハシバミ・4~雌花

真っ赤な雌蕊が可愛い「ツノハシバミ(角榛)」の雌花。雌雄同株で、後方に見えるダラリと垂れ下がったのが雄花序。ツノハシバミはカバノキ科ハシバミ属の落葉低木。ヘイゼルナッツが稔るセイヨウハシバミの仲間なので、この種子も食用になる。さだまさしの …

クロッカス

いつも使っている手帳の今日の欄に “春社日” の表示があるが、サラリーマンには馴染みが無い。調べてみると、“社日” は土の神様をお祀りする日で、春と秋の2回、春分、秋分に一番近い戊(つちのえ)の日のこと。春社日には、五穀の種子を祀って豊穣を祈り、…

ミツマタ・5~蓮生寺公園

蓮生寺公園で満開になった「ミツマタ(三椏・三又)」。ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木で、ご存知の通り、コウゾと共に和紙の原料。中国原産で古くから日本に入ってきていた。江戸時代には藩札などにも使われ、明治12年に大蔵省印刷局で紙幣の原料と…

ミスミソウ・4~花色

花色の変化が多い「ミスミソウ(三角草)」。キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草で、ここ東京薬科大自然観察路でも多様な色のミスミソウを見ることができる。しかしいつも散策路の柵よりかなり遠いところに咲くので、写真を撮るのが一苦労。片手で低い柵の柱…