多摩ニュータウン植物記Part2

元サラリーマンの植物ウォチング第2弾

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

チゴザサ・2~花

長池公園の水辺に咲く「チゴザサ(稚児笹)」。イネ科チゴザサ属の多年草で、湿地などに生育する。赤紫色のモジャモジャは柱頭で、これを口に付けたら “髭ダンス” でも踊れそう。いくつかの花には、黄色い雄蕊の葯が見える。

ラベンダー・2~挿し木

庭の隅で育てている「ラベンダー」。5年前に150円ほどで買い求めた小さな苗が、こんもりとした株に育ち、中心の茎は木質化している。暑さに弱いので時々選定して風通しを良くしているが、剪定の時に漂う香りが何とも言えず良い。ちなみにラベンダーは、…

キササゲ

大栗川沿いの遊歩道で見つけた「キササゲ(木大角豆)」。ノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉高木だが、これは道路脇のアスファルトのすき間からヒョロヒョロと伸びた小木。名前の由来は、その果実がマメ科のササゲ(大角豆)に似ていることによる。ひとつの…

ミズヒキ・3~花

先日の富士登山では、実は軽い高山病の症状が出た。昼から登り始め夕方に八合目の山小屋に辿り着いた時に、頭痛と吐き気で夕食のカレーが少ししか喉を通らない。すぐに寝袋にもぐり込んだが、今度は隣の若者の豪快ないびきで一睡もできず。それでも午前2時…

オトギリソウ・1~名前

長池公園の道端で見つけた「オトギリソウ(弟切草)」。オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、この葉が止血や神経痛などに薬効がある。名前の音の響きは良いが、漢字を見てみると何やら物騒。これは次のような平安時代の伝説に由来する。ある鷹匠が傷つ…

ナンキンハゼ・4~雌雄

紅葉や冬の白い実の印象が強い「ナンキンハゼ(南京櫨)」。トウダイグサ科シラキ属の落葉高木で雌雄同株。穂状花序の根元付近で花柱が3つに割れているのが雌花。雄花は花序の先にたくさん付き、満開時にはダラリと垂れ下がる。ナンキンハゼは雌雄異熟で、…

ウイキョウ・1~道端

長池公園付近のアスファルト道路の隙間から高さ2メートルほどに伸びている「ウイキョウ(茴香)」。セリ科ウイキョウ属の多年草で、果実が生薬の “茴香” で、健胃作用があるためニガキと同じく太田胃散などに使われている。別名の「フェンネル」を聞けば、…

閑話休題~番外編1

数年前からの目標としていた “富士登山”。 実は一昨日、富士スバルライン五合目から登り始め、山頂で昨日のご来光を拝んできた。行程の半分は雨と風で途中で何度も心が折れそうになったが、初心者向けツアーのスローペースのお陰で念願の山頂に立つことがで…

ナガエコミカンソウ・2~花

サムネイル(小さな写真)のままだとよく見えないので、是非写真をクリックして拡大してご覧いただきたい。直径わずか2ミリほどの小さな花は「ナガエコミカンソウ(長柄小蜜柑草)」。トウダイグサ科コミカンソウ属の一年草で、原産地はインド洋諸島やアフ…

エンジュ・1~名前

会社の窓から空を見上げてみたが、太陽の姿は見えず、東京での日食観察は空振り。世界各地からの映像は見られたものの、ちょっと残念な結果に終わってしまった。次回、日本で見られる皆既日食は26年後の2035年ということで、以前触れた富士登山やフル…

ヤブコウジ・3~花

ヤブコウジ科ヤブコウジ属の「ヤブコウジ(藪柑子)」。古典落語を好きなせいで、この花の名前を思い浮かべるたびに 『や~ぶらこうじの、ぶらこうじ』 と、“寿限無” の一節につながってしまう。センリョウやマンリョウなどと並んで、とても目出度い樹とされ…

メマツヨイグサ・1~富士

ウォーキングコースから富士山を望めるところが何ヶ所かある。冬の間はよく見えるが、夏でも台風一過などで空気が澄んだときに見えることがあって、そんな時は何となく得をした気分になる。 『富士山は見る山で登る山ではない』 と言われることが多く私もそ…

ミズタマソウ・2~道端

夏になるとどうしてもこの花の姿を探してしまう。名前の響きがとても涼しげな「ミズタマソウ(水玉草)」。アカバナ科ミズタマソウ属の多年草で、カギ状のトゲのある子房が水玉に見えるから面白い。花径はわずか3~4ミリで、花弁と萼片が2枚ずつ。これは…

カラスウリ・2~夜道

町内会の夏祭りが終わり、担当のフランクフルトも完売でひと安心。その帰り道で、これからお祭りが始まるところの「カラスウリ(烏瓜)」。ウリ科カラスウリ属の多年草で、日が落ちてから、藪のあちらこちらで花が開き始め、素敵なナイトショーになる。大き…

クサレダマ・2~土用

今日は雑節の土用。土用とは各季節の終わりの頃、すなわち立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を指す。夏の土用の丑の日にウナギを食べるようなったのは、平賀源内が近所のウナギ屋から、夏場にウナギが売れないとの相談を受けて、 『本日土用丑の日、う…

ノウゼンカズラ・1~生垣

住宅地の生垣でよく見かける「ノウゼンカズラ(凌霄花)」。ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉つる性木本で中国原産。異国情緒を感じる花だが、日本の夏の風景にもうまくマッチしている。花が次から次に咲くので長く楽しめるが、ひとつひとつの花は数…

ムラサキカタバミ

今日、八王子では35.4℃まで跳ね上がり、今年初めての猛暑日。都心でも、外にいるだけで融けてしまいそうな暑さ。夏はとても好きな季節で、休日に太陽の下で運動するのは全く平気だが、これが仕事になると途端に身体がバテる。これは体力の問題ではなく、…

オオバノトンボソウ・2~梅雨明け

朝から太陽光線が降り注ぎ、本州の先陣を切って関東地方が早々と梅雨明け。公園の水辺ではシオカラトンボの姿が見られるようになり、夏休み目前の子供たちが、目をランランと輝かせている。 写真はラン科ツレサギソウ属の「オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草…

カワミドリ・1~芳香

シソ科カワミドリ属の「カワミドリ(河碧・川緑)」。背丈は1メートルほどにもなり、シソ科らしい芳香がある。雄蕊は4本でそのうち2本が長い。カワミドリとはなかなか爽やかな名前だがこの由来は不明。まあ由来などを考えなくても、見た感じのままの名前…

オオハンゲ・1~付属体

サトイモ科ハンゲ属の「オオハンゲ(大半夏)」。カラスビシャクに似ているが、全体に大柄で、仏炎苞から長く伸びる付属体の基部は緑色。カラスビシャクはこの部分が黒いので区別できる。

ハンゲショウ

九州南部がいよいよ梅雨明けとのニュース。関東地方は昨日も今日も青空が見えて、梅雨明けと言いたいところだが、さていつ宣言してくれるのだろう。 写真は、ドクダミ科ハンゲショウ属の「ハンゲショウ(半夏生)」。夏至から11日目の “半夏生” の頃に咲く…

アカメガシワ・2~開花

長池公園南の尾根幹線沿いにある「アカメガシワ(赤芽槲)」。トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉小高木で雌雄異株。写真は雌花で、空に向かって何本も伸びている。小さな花には花弁は無く、雌蕊の先端は3つに割れている。アカメガシワは、春先の新芽が赤…

ヤブミョウガ・4~一株

蓮生寺公園の薮に咲く「ヤブミョウガ(藪茗荷)」。ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草で、背丈は1メートルほどになる。この薮には昨年まで何株ものヤブミョウガが生育していたが、公園整備の手すり設置作業で、野草がずいぶん刈り取られてしまった。結局生…

ヤブジラミ・2~花

肉眼ではとてもその形を確認できないほどの小ささの「ヤブジラミ(藪虱)」。セリ科ヤブジラミ属の多年草で、花径がわずか2~3ミリ。花後にできる果実にカギ状の毛が密生し、衣服や小動物などにくっつくので、 “虱” の名前を付けられてしまった。いわゆる …

チダケサシ・2~小暑

今日は七夕で織り姫彦星にとっては晴れて欲しい日。夜空を見上げると雲の合間から辛うじて星が見えるので、今年のデートは何とか上手くいったようだ。今日はまた二十四節気の “小暑”。 梅雨明けが間近となり、そろそろセミが鳴き始める頃で、暑中見舞いの挨…

クララ・2~花と実

名前の響きがとても可愛らしい「クララ(眩草)」。ところがその名の由来は、その根を絞った汁を飲むと “目が眩む” ほど苦いことからきている。根は生薬の “苦参(くじん)” で、健胃強壮薬として利用される。とは言え、全草にアルカロイド系の毒素があり、…

タカトウダイ

長池公園道端の「タカトウダイ(高燈台)」。トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で、背丈は80センチほどになる。燈台は、岬の灯台ではなく、時代劇などに出てくる灯明台のこと。春に咲くトウダイグサよりも、こちらのほうが背丈が高いので灯明台のイメ…

トウネズミモチ・4~梅雨

梅雨時に淡いクリーム色の小さな花を樹いっぱいに咲かせる「トウネズミモチ(唐鼠糯)」。花穂が尖っていて樹全体がクリーム色に包まれているので、遠くから見てもすぐにわかる。ネズミモチよりは1ヶ月ほど開花が遅く、梅雨の真っただ中に満開になるので、…

タケニグサ・2~花

傍若無人に伸び放題の「タケニグサ(竹似草)」。道路脇などで2メートル以上にもなり、茎を折ると黄色い乳液が出るので、草刈りの方々にとっては迷惑極まりない。ところが背丈に似合わない小さな花を見てみると、これが何とも可愛らしい。花弁は無く雄蕊が…

キキョウ・1~名前

秋の七草だが、梅雨の頃から開花が始まる「キキョウ(桔梗)」。キキョウ科キキョウ属の多年草で、別名に「バルーンフラワー」があるが、左下の風船のような蕾を見れば納得する。キキョウは、その昔、神仏にこの花を奉げて、吉凶を占ったとある。その “吉凶”…