2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
夏から秋にかけて紅白の小さな花を咲かせていた「ミズヒキ(水引)」。実の先端では、花柱が2つに割れているのが見える。秋の頃の実は、この先端が小動物に引っかかって散布されていくが、ここまで枯れて乾燥すると、その付着力は衰えて、衣服などにも付き…
東京薬科大自然観察路の山道脇にある「ムサシアブミ(武蔵鐙)」の果実。サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、花の形が馬具の鐙に似ていることからこの名。真っ赤なトウモロコシのような姿が、山道に突如現れると驚かされる。
金色の実が膨らみかけている「ナワシログミ(苗代茱萸)」。グミ科グミ属の常緑低木でこのあと4月から5月にかけて実が赤く熟していく。 “苗代” とは、田植えの前にイネの種を蒔いて苗を育てる田のことで、実の熟す頃を示している。実の先端に白く残ってる…
クスノキ科クロモジ属の「ヤマコウバシ(山香ばし)」。趣のある素晴らしい命名で、枝や葉を傷つけると芳香があることに由来する。普段は目立たない樹だが、冬に他の落葉樹がすべて葉を落とした後でも、まだ茶色い葉をたくさん残しているので、この時期に見…
東京薬科大自然観察路の山道脇の「ヤブコウジ(藪柑子)」。ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木で、別名は「ジュウリョウ(十両)」。マンリョウやセンリョウに比べれば、実の数はずっと少ない。 さて江戸時代の通貨単位は、一両=四分=十六朱=六十四糸目…
キリリと引き締まった美しさを見せている松木日向緑地の「ハクバイ(白梅)」。関東では、梅林と言えば、水戸や青梅が思い浮かぶが、やはり菅原道真公ゆかりの天満宮と梅は切っても切れないだろう。道真公に “東風吹かばにおいおこせよ梅の花あるじなしとて…
東京薬科大の池の縁にある「カンレンボク(旱蓮木)」。オオギリ科(またはヌマミズキ科)カンレンボク属の落葉高木で、大正時代に中国より渡来した。夏に花を付け、秋に実を稔らせるが、写真は辛うじて残った実の姿。1片の長さは約2センチほど。この樹の…
本ブログでは初登場の「ツチグリ(土栗)」。栗の実のように見えるが、木の実ではなくツチグリ科ツチグリ属のキノコ。球体の直径は3センチほどあり、頭頂部に小さな穴がある。星型の外皮は乾燥時に閉じて、上部の球体を押しつぶして胞子を放出させる仕組み…
東京薬科大の外周に植えられている「カラタチ(枳殻・枸橘)」。ミカン科カラタチ属の落葉低木。ものすごいトゲに囲まれてピンポン玉くらいの実ができている。これだけの重装備なので、さぞ美味しい実だと思うのだが、実際は種が多く、酸味や苦味が強いよう…
朝の冷え込みは厳しく休日は蒲団から出るのがつらい。しかし思い切って外に出て歩き始めると冷たい空気が心地よく、日差しが眩しい。写真は上柚木公園の「コウバイ(紅梅)」。バラ科サクラ属の落葉小高木で、寒の頃から咲き始めるので「カンコウバイ(寒紅…
花芽がたくさんできていて、今年も楽しませてくれそうな拙庭の「ハナミズキ(花水木)」。8年前にヒョロヒョロの苗木を植え、数年間は、花が2~3輪しか咲かずにずいぶんやきもきさせられたが、今では樹全体に花が付く。ハナミズキは、ミズキ科ヤマボウシ…
青空に白い実が映える「ナンキンハゼ(南京黄櫨)」。トウダイグサ科シラキ属の落葉高木。この実からロウソク用の蝋が採取できるので、このままでもよく燃える。空気が乾燥しているので、良い子は真似をしてはいけない。さて、このナンキンハゼの種子を鉢な…
毎年面白い冬芽を見せてくれる「オオカメノキ(大亀の木)」。スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木。虫がこの大きな葉が大好きなので、 “虫食われ” と呼ばれ、そこから「ムシカリ」の別名がある。写真の冬芽は、ウサギの顔かバンザイのポーズといったところ。
鏡開きが済んだばかりなのに、もう蕾がほころび始めた「マンサク(満作)」。マンサク科マンサク属の落葉低木で、これは赤い花弁の園芸品種。日当たりが良い場所とは言え、ちょっと気が早すぎる。子供の頃のお正月はもっと寒く、ひと冬に何回か雪が積もって…
長池公園にある「ガマズミ(鎌酸実・莢迷)」の小木。その若い枝は元気に成長している様子で、時おり写真のように脱皮している光景を目にする。めくれ上がった樹皮が、冬の日差しをたくさん浴びて、樹全体が光輝いて見える。ガマズミはスイカズラ科ガマズミ…
長さ15ミリほどのバナナの房ような形の実が枝にたくさん見える。これは「カツラ(桂)」の実で、既に弾けて、中にあった種子はすべて放出されている。カツラは雌雄異株でこれは雌株。早春に葉が展開する頃に、変わった形の花を咲かせる。
こちらは、茎にトゲのある「サルトリイバラ(猿捕茨)」の実。実は枯れていても茎のトゲは厄介で、なるほど猿が捕えられるというのも良くわかる。サルトリイバラは、バラの名前がついているがバラ科ではなく、ユリ科シオデ属の落葉性つる性低木。雌雄異株で…
小山内裏公園の薮で蔓を伸ばしていた「ハマサルトリイバラ(浜猿捕茨)」。ユリ科シオデ属のつる性常緑低木で、サルトリバラと異なり茎にトゲが無い。そのため「トゲナシサルトリイバラ(棘無猿捕茨)」とも呼ばれるが、これに捕えられるサルはいない。さて…
毛むくじゃらの小動物の顔に見える「ガマズミ(鎌酸実・莢迷)」の冬芽。左右の部分が耳にも見えるし、バンザイをしている手にも見える。ガマズミはスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、初夏の純白の花と、秋の真っ赤な果実が楽しめる。
南の国の王様はこちらのほうがピッタリ。風格のある顔つきの冬芽はツツジ科ドウダンツツジ属の「ドウダンツツジ(満天星躑躅・灯台躑躅)」。鮮やかだった紅葉もすっかり落ち、春に備えてニョキニョキと小枝を伸ばしている。
七草が過ぎて春が待ち遠しいところだが、天気は明日の未明から雪の予報。朝は霜柱が立つ道端には、まだまだ七草の姿は見えない。いつもながら七草粥はスーパーの七草セットに頼らざるを得ない。 さて写真は「リョウブ(令法)」。リョウブ科リョウブ属の落葉…
庭の片隅に植えている「センリョウ(千両)」。センリョウ科センリョウ属の常緑低木で、小さな実は葉の上に付く。センリョウを少し調べてみると、植物学的には被子植物だが、維管束に導管がなく、その変わりに裸子植物のような仮導管があるとのこと。系統と…
清水入緑地の薮で見つけた「マンリョウ(万両)」。緑地の斜面には石畳の散策路が作られているが、夏には薮が覆い茂りとても進めるような状態ではなくなる。冬に薮が枯れてみて、ようやくそこに小さなマンリョウがあることに気付かされた。マンリョウはヤブ…
カニの爪のような「カツラ(桂)」の冬芽。北風でカメラを持つ手がかじかむので、暖かいカニ鍋でもつつきたいところ。カツラはカツラ科カツラ属の落葉高木で、樹形が美しく街路樹にされることが多い。落葉の頃には砂糖を煮詰めたような甘い香りがあり、散歩…
小山内裏公園で見つけた「ヤマブキ(山吹)」。枯れた萼片に種子がかろうじて5つほど確認できる。後拾遺集にある 『七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞかなしき』 の歌は、太田道灌と村娘のエピソードでお馴染。そこからヤマブキには実が無い…
実の形がヤマノイモよりも少し長めの「オニドコロ(鬼野老)」。ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で、ヤマノイモと違ってムカゴはできない。名前の “野老” は根茎が海老のように曲がり、細根が老人の髭のように見えることからつけられている。この老…
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の「ヤマノイモ(山の芋)」。夏の花を見るとオニドコロとの区別がわかりにくいが、実の形を見るとすぐにわかる。写真の3つの翼の内側に薄っぺらい種子が入っているが、これは既に種子が散布されたあとの残骸。ヤマノイモは、種子…
こちらは開花してから何日か経った状態の「ロウバイ(蝋梅)」。中心を確認してみると、広がっていた雄蕊が立ち上がり雌蕊を覆い隠している。この段階で雄蕊はようやく花粉を出し始めるようだ。下方の花被片の上に花粉らしきものが確認できる。
12月下旬から咲き始めていた「ロウバイ(蝋梅)」。ロウバイ科ロウバイ属で、バラ科のウメとは無関係。蝋細工のような花弁が美しく、あたりに芳香を漂わせている。ロウバイは、開花直後は、写真のように5本の雄蕊が広がっているが、この段階ではまだ花粉…
漫画に出てくるカラスのような顔つきに見える「クロモジ(黒文字)」の冬芽。クスノキ科クロモジ属の落葉低木で、枝に香気があるので、高級爪楊枝の材料としてお馴染。さて植物の冬芽は、花芽(カガ)、葉芽(ヨウガ)、混芽(コンガ)に区分できが、写真で…