多摩ニュータウン植物記Part2

元サラリーマンの植物ウォチング第2弾

ニセアカシア・7~顔


 葉痕の表情はいろいろだが、恐い顔では群を抜いている「ニセアカシア(贋あかしあ)」。マメ科ハリエンジュ属の落葉高木で、初夏に純白で芳香のある花を咲かせる。ニセアカシアは日本各地で見られるが、日本の自生種ではなく、明治時代に北米から入ってきた。当時は “アカシア” と呼ばれていたが、その後、熱帯産のアカシア(ミモザ、ギンヨウアカシアなど)が渡来してややこしくなり、本来の学名の pseudo-acasiaから、ニセアカシアとされてしまった。ちなみにこの “pseudo” は、『にせ物、まがい物』 という意味。蜂蜜の種類に、 “アカシアハニー” があるが、これはニセアカシアの花から採取した蜜。これを “贋アカシアハニー” では、売れ行きが心配。美味しい蜂蜜作りに協力しているのに、にせ物呼ばわりされているからか、葉痕の顔は、悔しさに満ち溢れている。ところで明石家さんまさんの、 “明石家” は、アカシアとは全く関係なく、師匠の笑福亭松之助さんの本名 “明石徳三” をもらったもの。蛇足ながらさんまさんの本名は、 “杉本高文”。 つまりニセアカシアマメ科ではなく、失礼ながらさんまさんはスギ科。